Chromiumにおけるhttp2
Chromiumチームはhttp2を実装していて、長い間dev、betaチャンネルでそのサポートを行っています。2015年1月27日にリリースされたChrome 40から、一部のユーザーにおいてhttp2がデフォルトで有効になりました。その数は最初は少なく設定されていましたが、時とともに徐々に増加しました。
SPDYサポートは削除される予定です。2015年2月のブログでの発表によると:
”ChromeはSPDYをChrome 6からサポートしてきました。しかしそのほとんどの恩恵はHTTP/2からも得られることから、さようならをすることに決めました。SPDYを2016年の早い時期に削除する予定です。”
10.1. まず最初にhttp2が有効になっているか確かめてください
ブラウザーのアドレスバーに”chrome://flags/#enable-spdy4”と入力し、まだ有効になっていない場合は、”enable”をクリックします。
10.2. TLS限定
Chromeはhttp2をTLS上でのみ実装することを忘れないでください。Chromeではhttps://のhttp2をサポートするサイトでのみhttp2は動作します。
10.3. HTTP/2の使用を可視化する
サイトがhttp2を使用しているかどうかの可視化を手伝いするChromeプラグインがあります。それらの一つは”HTTP/2 and SPDY Indicator”です。
10.4. QUIC
現在行われているChromeによるQUIC(12.1を参照)の試験が、HTTP/2の使用率を幾分下げています。
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