# http2の次にくるもの

多くの困難な決断と妥協がhttp2ではなされました。http2がデプロイされれば、次のプロトコルリビジョンへのアップグレードのための基礎になります。また異なる複数のバージョンを同時に処理できる概念やインフラストラクチャーをもたらします。おそらく新しいものを導入するときに古いものをすべて捨て去る必要がなくなることでしょう。

http2は、HTTP 1とhttp2間の通信をプロキシーできるようにしたいという願望のためHTTP 1の”遺産”の多くを引き継いでいます。遺産の中のいくつかはさらなる発展や発明を妨げます。もしかするとHTTP 3ではそれらを捨て去ることになるかもしれませんね。

あなたがHTTPで足りないと思っていることはありますか？

## 12.1. QUIC

Googleの[QUIC](https://www.chromium.org/quic)(Quick UDP Internet Connections)は興味深い実験です。それはSPDYのときと同じようなスタイルと精神で行われています。QUICはTCP + TLS + HTTP/2の代替品でありUDPを使って実装されます。

QUICは接続の作成を遥かに少ない遅延で行えます。HTTP/2ではパケットロスにより全ストリームがブロックされましたが、QUICでは対象のストリームだけがブロックされるだけですみます。別のネットワークインターフェースをまたいだ接続の維持も可能にします。つまりMPTCPが解決しようとしている問題の領域までカバーしているのです。

QUICは現時点ではGoogleによってChromeとGoogleサーバーにだけ実装されています。コードは簡単に再利用できる形にはなっていません。[libquic](https://github.com/devsisters/libquic)というプロジェクトがそれを実現しようとしています。プロトコルは[ドラフト](https://tools.ietf.org/html/draft-tsvwg-quic-protocol-01)としてIETFトランスポートワーキンググループへ提出されました。


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```
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```

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